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UNIVERSITY 政治、経済、文化のいずれをとってもアメリカは日本と深い関係にあるが、その社会的、歴史的背景には大きく異なる部分がある。戦後の日本教育制度はアメリカに学んで制定されたのだが、制度内の実情はかなり違っている。特にアメリカの大学については国際交流の機会の多い今日でさえ知られていない部分が多い。 日本の大学制度をアメリカのそれに投影し、アメリカの大学を評価し、ランク付けする事は大変に危険な事である。 ■日米教育事情の違いについて まず高校卒業資格が大学入学の条件である事は両国とも同じであるが、この高校教育はアメリカでは義務教育であ る。アメリカの高校教育は日本の様な受験を前提としたものではなく、個性を重んじて進められているが、そうした 彼等にもACTまたはSATという共通の試験が大学進学を望む生徒には課せられる。その結果と高校の成績によって、能力に応じて必ず進学できる様に州立、公立の大学が用意されている。しかし実際に大学に進むのは50%以下の高 校卒業生である。アメリカの大学は学問の場としての認識が強く、従って勉強をしたいという学生しか進学はしない。よくアメリカの大学が新入生募集を積極的にしているというニュースを聞くことがある。それは生徒が定員に達していないのではなく、より良い生徒を集めたいからの事情であり、自分の大学に適する学生を集めてより一層大学のレ ベルアップを図りたいと望むからなのである。しかも教授陣の強化や設備の投入をも同時に行っている。定員充足率 を100%にしたいというためではないことをご理解いただきたい。 ■アメリカ人学生に対しての有名大学卒の意義 大学に対するアメリカ人の一般通念では、有名大学や全米的ランキング上位の大学を卒業しても絶対に有利な就職が保証されるとは限らない。どこの大学でもよいから「良い成績」で卒業する事が重要とされる。卒業した大学での知識を生かして能力を発揮して社会に貢献する事がその人の出世のポイントとなる。日本からの留学生にも背伸びすることなく、自分の力量に合った大学で学び能力をつけて卒業するという目標を持ってもらいたい。 ■コミュニティーカレッジについて コミュニティーカレッジは4年制大学とは異なり、大学進学と産業教育の二つの目的を持つ大学である。大学進学課程は、2年生で卒業後4年制大学の3年生へ編入するためのコースで、この2年間のカリキュラムは4年制大学の1、2年と同じ一般教養学中心である。卒業時の成績で自分の進む大学を決定でき、学位として準学士号(AA)の称号が与えられる。また産業課程は、大学卒業後すぐに社会に出る学生のためにあらゆる技術教育をも行っている点が特徴である。コミュニティーカレッジは、アメリカでの生涯教育の一端をも担っているため4年制の大学に比べて年齢層が広く、学費が大変安い。日本の高校を卒業してのアメリカ大学留学生にはコミュニティーカレッジの大学進学課程は大変に勧めるべき留学方法といえる。 ■米大学留学のポイント まず語学力を含む各学科の総合的な学力が大切である。それと共にアメリカで学びたいという強い本人の希望と、 留学のための経済的背景が必要であるが、寮費を含める年間の費用は日本の大学と変わらないか、それよりは安い。アメリカでやっていくには特に強い意志と強靭な体が必要である事は言うまでもない。自分の力に応じた大学でせいいっぱい勉学に励んでいただきたい。大学留学はあなたの番なのだ。 |
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